シメアノ〜ルした。鑑賞記録 #ヒメアノ〜ル
1ヶ月間ありがとう。内容に触れています。
劇場で観ることの意味を感じました。DVDを買おうと思っていましたが自宅で99分間耐えられるかと聞かれると実際厳しいものがありそうです。
「あれ岡田くん、久しぶり」
「え、来てないよ」
登場してから一言目だけは森田くんは森田くんだったんだと思いました。
ユカちゃんへの森田の気持ちはなんだろうとずっと考えていたのですが、Twitterでフォロワーさんに「恋心」と言われてなるほど、と思いました。愛しさを感じたとしてもそれを恋と認識していなかっただろうし伝える術も無かったし安藤さんのようにデートに誘うという発想もなかったであろう森田が切ないです。
私は安藤さんと森田は限りなく近いけれど決定的なほど遠い場所にいる2人なんだと思うようになりました。安藤さんは何か一押しがあっても森田にはならないし森田は安藤さんになるという選択肢は無かった。
感情を爆発させることができる安藤さんと、劇中ほとんど話さず大声も出さず表情も変わらなかった森田が、やっぱり切ないです。
怖かったし気持ち悪かったし少しの同情もあるのでしょうけれど、わたしはずっと切なかったんですね。
今更ですが映画として本当に魅力的でした、何度見ても悪趣味で最高な演出。
こうやって頭から離れられない作品に出会えて良かったです。非常に楽しい1ヶ月でした。
てことで!鑑賞記録ヒメアノ〜ル終わり!もう観ないとか言ったのは何だったのかってくらい観ましたわ。まだ観てない人はぜひ!劇場で!!!!
鑑賞記録 #ヒメアノ〜ル n回目
鑑賞記録 #ヒメアノ〜ル 3回目
鑑賞記録 #ヒメアノ〜ル 2回目
鑑賞記録 #ヒメアノ〜ル
どうか最後まで席を立たないでほしい。どうか勇気を持って劇場で観てほしい。剛くんが好きで剛くんを嫌いになりたくないって足踏みしてるなら、その心配は全くないから観てほしい。スクリーンにいるのは『森田』で、その存在すべてに『剛くん』はいないから、大丈夫。エンドロール中に帰る人が私の見える範囲で誰もいなくて、明るくなってからも少し座ったままざわざわするような、そんな映画でした。
R15要素はグロというより痛い感じで首が吹っ飛んだりしないから血が大丈夫なら平気だと思います。あ、パンフレットは絶対に、絶対に観終わってから開いてね…!
本日、
— ムロツヨシ (@murotsuyoshi) 2016年5月28日
映画、ヒメアノール
公開!
初日でございます、
どぞ、笑い怖がり感動し、
やるせなくなったり、ひとつの救いを
スクリーンで観てください、
こんちわ、
ムロツヨシさんはひとつの救いをと仰っていたけれど、私にとってあの終わり方は映画のどの殺人シーンより恐怖だった。人を傷つけることは恐ろしいし、傷つけられたくない。森田という狂気は日常に潜んでいていつ自分に襲いかかってくるかわからない、それは怖い。だけど私はそれよりも自分が森田になる可能性がないとは言えなくて怖かった。
映画を見ている観客の視点としてはもしかしたら「ユカちゃんもっと警戒しろよ」って思うのかもしれないけど、実際私たちの生活にもこんな恐怖は潜んでいるわけで、そして私たちは誰も自分のこととしてそれに怯えてはいないわけで。自分のこととして見ていない世界は紙一重ですぐそばにある。
ほんとうに、100人見たら100通りの感想があるんでしょう。私は森田が犬を避けた瞬間に体が動かなくなって「あれ、岡田くん?」を聞いた瞬間から涙が止まらなくなった。自分の感情に頭が追い付かなくて泣いているのと怖いのとでエンドロール中震えが止まらなくて嗚咽が出そうで顔を覆って俯いて泣き続けた。明るくなっても止まらなかった。映画の世界に引きずり込まれたわけじゃないし、森田には少しの同情も無い。だけど切なくてたまらなかった。可哀想だとは思えないけれど。
複雑で複雑で未だに自分の中でごっちゃごちゃだし時間経つほどにこんがらがってくる。自分の感情の答えを探しにまた観るべきなんだろうけれど、もう一度劇場に足を運ぶ勇気が私にはない。DVDが出ても買って家で見ようとは思えない。
友人はもちろんV6ファンの人たちにも勧められない。グロいというよりは痛いしひたすらわけがわからなかった。
森田(役名)はたくさんの人を殺したけれど森田という人格も高校の頃に殺されてしまったんだろうか。だとしても少しも彼に同情はできないし、私は誰にも共感はできなかった。
でも、私たちは誰もがヒメアノールであってヒメアノールを屠る強者でもあるんだと思う。
ただただ「意味がわからない、怖い」でしかなかったのにラスト突然苦しくて悲しくて切なくてやるせなくて涙が止まらなくなりました。森田のことは少しもわからないしわかりたくないしわかりたくもないけど、私たちはきっと誰しも森田になるスイッチを持っている。同情はできないけれど共感してしまう危うさが誰にでもある映画でした。
もう一度観に行く勇気もなければDVDを買うような映画だとは思えない。でも、観てほしい。気持ち悪くても最後まで観てほしい。
自分が何を感じて泣いたのか全く分からないけれど、劇場のライトがついても顔を覆って泣き続けたのはこれが初めてでした。
私のスイッチが入らないことを祈ります。
ユカちゃん(佐津川愛美ちゃん)めっちゃ可愛いかった!!!!!!!!!!!!!