二十日鼠と人間 / ジョン・スタインベック

健くんが主演の舞台が発表されて半月ほど、スタインベックエデンの東しか読んだことがなく映画版も未見だったのでこれは何も知らずに行くべきか?と悩みつつ「演劇を意識した作品である」「悲劇」ということで先に読むことにした。とりあえず1回目読み終えたので感想。ネタバレどころかオチのはなしからします。ちなみにかなり短くてびっくりした166ページ、2時間あれば読み終わります。

滝沢歌舞伎の三年間のことは考えたけど全然まとまらないのでぼんやり生きてる。もうすぐデビューかあ!嬉しいね!

二十日鼠と人間ジョージとレニーの話。健くんはジョージ。レニーがいなければ気楽に暮らしていけるんだと何度も言ったジョージは、明日からどうやって生きるのか。私がジョージだったらレニーから解放されたと思ってしまうけれどジョージはきっとそうではない。冒頭でレニーがほら穴でも探して暮らすと言ったとき引き止めようと頑張っていたのはレニーと語る夢がないとジョージだって他のひとりで働く男たちのように変になってしまうからだったんじゃないか。
カーリーとカールソンはスリムとジョージが飲みに行こうとするのを見て「何を気にしてるんだ?」と言った。多分二人にとってはキャンディの老犬を撃ち殺したのもジョージがレニーを撃ったのも一緒なんだ。
せっかく、夢見ていた生活が現実になろうとしたのにレニーもキャンディも不用意にクルックスやカーリーの妻の前で話すし…もどかしくなってたら結局破綻のきっかけはそこじゃなかったんだよなあ。
レニーに悪気が無いのはわかるけどやっぱりあまりにも馬鹿すぎるから、ジョージ本当にどうしてレニーじゃなきゃダメだったの?
あー最初はジョージどうやって生きるだよと思っていたけどレニーを救うという名目で自分のことを救ったのもあるの?だから飲まずにはいられないの?はあああああ。てかレニーを撃ち殺した銃いつの間に取ったんだ?
読み返しもするけど映画版も絶対観てから舞台行こ!
最後のレニー撃つシーンどんなふうにやるのかめちゃくちゃ楽しみだしスリムとの最後のやりとりもどんな感情乗せてるか超楽しみやば〜〜!


こうは書いたけれどタイトルになっているOf Mice and Menの詩「ハツカネズミに」の第7節を読むとやはりジョージはもう夢を見ず「気楽に」稼いで遊んで過ごしていくのかなあ。知らんけど。
1秒も文章読み返してませんが知らんわ!!!!